鉄コレ14弾から名鉄3800系の低運転台仕様っぽいのを作ってみる

お久しぶりです。じろーです。またまた模型の話です。

さて、先日こんな車両を買いました。

鉄コレ14弾の大井川鉄道3800系です。元々ク2829だけ3年前に買ってあったんですが相方のモ3829がどこにも売っておらず、どうしたもんかな…と思っていたところ中野ブロードウェイで異様に安く転がっていたので即購入。2両揃うまで長かった…

3800系というのは元々名鉄からの譲渡車で、鉄コレでもオープンパッケージで名鉄仕様が発売されています。（上記画像参照）
が、この名鉄仕様は高運転台化された編成なので（これはこれでカッコいいんですが）、どうせなら原型の低運転台仕様も欲しいな…ということで、塗り替えでそれっぽいものを作ってみることにしました。

名鉄3800系という車は比較的長期間使用されたこともあり、低運・高運をはじめ、窓のアルミサッシ化やウィンドウシルの撤去など編成によって結構な形態差があります。
今回は末期まで低運転台で残存した車両のうち、3829編成と同じアルミサッシ化・ウィンドウシル撤去車の3830編成を再現したいと思います。

てなわけでまずは分解。不器用なのでガラスパーツを外すのに難儀しました。

分解したらまずは前面窓の「ワンマン」表示を消し去ります。これの時に使ったGSIクレオスのペイントリムーバーに今回も活躍してもらいました。綿棒はタミヤのクラフト綿棒（三角・XSサイズ）がちょうどいい細さで使いやすかったです。

車体は水抜き剤にドボンした後サフを吹いて乾燥。
塗装周りの作業は全部サークルの部室を借りてやってたんですが、いざサフを吹く段階になって持ち手がないことに気づいたのでチョコミント豆乳を2本買ってきて一気飲みしました。おいしかったです。

乾燥したら上からGMカラーの名鉄スカーレットを吹いてやります。

ついでに床下機器をクレオスのニュートラルグレーで全塗装。面倒なのでこっちにはサフは吹きませんでしたが、材質を考えたら床下こそサフを吹くべきでしたね…

乾燥を待ってる間に足回りを用意しましょう。
今回作る3800には動力を積もうと考えているわけですが、こいつの純正動力であるTM-06Rは車端部のオーバーハングがべらぼうに短く、そのまま使用するとTNカプラーを装着するスペースがありません。他車と併結させるつもりがなければどうにでもなりますが、どうせなら高運3800とか7300と併結させて遊びたいのでこれもどうにかしていこうと思います。

まずはカプラー側から。

タイトな動力にねじ込むためにTNカプラーには過酷なダイエットに挑戦してもらうことになりました。カプラーポケットは機構を損なわないスレスレのところまで削ぎ落とし、台座部分は側面に2つある取り付け穴のうち台車側を大胆にカットしてやります。

TNカプラー側の加工が済んだところで、お次は動力側です。
3800にTM-06Rを取り付ける場合、スペーサーはSサイズを使うとぴったりハマるようになっています。が、ここで素直にSサイズを使うとちょっとした問題が。

側面にご注目いただきたいんですが、この通りSサイズにはTNカプラー取り付け用の突起がありません。

そんなわけで今回はMサイズを使います。画像の赤丸で括ったあたりをカットします。

カットしたものがこちら。TNカプラー取り付け部と動力ユニットに装着するための部分だけ残して豪快に切り落としてしまいましょう。

取り付けるとこんな感じになります。そのままだと台車とカプラーが盛大に干渉するので、台車側もカプラーと干渉する部分をヤスリでゴリゴリやって調整してください。

動力はこれで概ねOKです。車体の話に戻りましょう。

塗装が乾いたのを確認し、窓ガラスなど諸々を戻したのがこちら。名鉄の雰囲気が出てきましたね。

足回りと合わせてみました。いじるとこはまだあるけどもう既にカッコいい。

さて、ここまで組み上げた翌日、またもや中野ブロードウェイに繰り出して追加のお買い物をしてきました。

~~ベンチレーターを30個買ったら車体と足回りが3個ついてきました~~
同じく鉄コレ14弾の京福モハ1003を3両買ってきました。種車の3829編成の屋根上はガーランド型ベンチレーター2列なのですが（最初の画像参照）、今回作る3830編成はモハ1003と同じ押込型ベンチレーターなので部品取りになってもらいます。1両は予備です。