ゆないてっどじろーず

140字以上のチラシの裏置き場です

TOMIXのED62にかもめナックルをねじ込んでみる

Twitterのモーメントに投げといたのに凍結されて吹き飛んだので改めて自分用備忘録です。試してないけど多分ED75とかにも使える気がする。

さて、だいぶ前の話ですけどこんな記事を書きました。

jirrow.hatenablog.com

まあタイトルの通り2軸貨車にKATOの車間短縮ナックルを装備しましたというだけの話なんですが、これを実行すると牽引する機関車のカプラーもKATOカプラーかKATOナックルカプラーに限定されてしまいます。

「KATOの機関車しか持ってねえから関係ねえぜ!」と言い切ってしまえばまぁ無問題だったんですが、ワタクシ実はひっそりとTOMIXのED62を持っていまして、こいつは貨物を牽かせてナンボのカマなので2軸貨車が牽けなくなるのは非常に困ってしまいます。

ちょっと調べてみたところ、TOMIX製品でもF級の機関車(EF65とかEF81とか)はほぼ無加工でKATOのかもめナックルカプラーが嵌るみたいなんですが、ED62やED75のような小型のD級機関車はカプラーの型番が違うのでどうしても加工が必要になるっぽいんですよね。

で、そのD級についても釘などを活用してかもめナックルを装着している先駆者様はいらっしゃるようなんですが、まぁぶっちゃけ釘の加工ってクソ面倒臭いじゃないですか。

どうにか手元にある品で、かつ簡単な加工でうまいことできんもんかな…と悩んだ末、どうにかそれっぽい物を錬成することに成功したので自分用に、ついでに同じこと考えてる人がいればと思って記しておくことにします。

一応最低限必要になる工具はニッパーと瞬間接着剤です。デザインナイフもあった方が望ましい。

そしてかもめナックル以外に使うのはこれ。

f:id:Jirrow:20191029024022j:plain

まず右のやつ、ED62などにデフォルトでついてるアーノルドカプラーですね。スカート外して分解、この部分だけ摘出します。
そして左、かもめナックルに付属してるカプラーポケット用のピンです。台車マウントのカプラーポケットに装着するときに使うやつですね。
スマホで撮ったので画質に関しては許してください。

それじゃあ早速やっていきましょう。まずは左のカプラーポケット用パーツを、

f:id:Jirrow:20191029024657j:plain

豪快に一刀両断します。左が切除前、右が切除した後の要らない部分。なんで必要な部分を撮っておかないんだ…
切除後のここに写ってない方、つまり土台部分とカプラーを通すピンだけ残しとけばOK。これを部品①としておきましょう。

そして次、アーノルドカプラーの方は…

f:id:Jirrow:20191029024929j:plain

この部分だけ使います。今度はちゃんと要る方を写しているので間違えて捨てないでくださいね。写ってない分は煮るなり焼くなり好きにしたまえ。余計なモンを取っ払って残ったこの部分をまとめて部品②としておきます。

で、さっきの部品①を、のU字型のほうの内側に瞬間接着剤でくっ付けまして(この段階の写真が欲しいのになぜか撮っていない)、ピンにかもめナックルを通します。

あとはを合体させて・・・(向きに気を付けてね)

f:id:Jirrow:20191029025606j:plain

はい完成。加工らしい加工といえばピンの後ろの部分をちょっと切ったくらいです。

f:id:Jirrow:20191029025725j:plain

車両に装着するとこうなります。やっつけ工事の割に意外といい感じ。若干カプラーが緩いので勝手解放のリスクが少々上がるものの、まあ普通に走らせる分には問題ないです。急加速とかすると怪しいですが、まぁそもそも鉄道模型においてあんまり急な操作は推奨されないので論外ですね。

だいたいこんな感じです。工作量とパーツ用意の手間の割に得られる効果が大きいのでぜひお試しあれ。