ご無沙汰しています。じろーです。
久しぶりに旅行らしい旅行をしましたので、たまには旅行記でも書こうと思います。
最後に旅行記事書いてから4年半も経ってるので、書き方忘れてるな…
時は遡って7月、大学時代所属していた鉄道研究会から貸切列車のお誘いをいただきました。
なんでも弘南鉄道の大鰐線で貸切をやるそうで、途中津軽大沢で撮影会も挟むんだとか。
「どうしようかな~、弘前は遠いな~」などとぼんやり考えていたんですが、ふととある車両の存在を思い出しました。
その車両とは6000系。細かい説明は有識者にお任せします、というか下にWikipedia貼っておくので各自お読みいただきたいんですが、東急初の両開き扉だったり、様々な新機軸を盛り込んでいたりする、まあ面白い車両なワケです。
側面にビードが入った独特の外観から「湯たんぽ」という愛称が付けられていたりもします。ここタイトル回収。
残念ながら2008年のさよなら運転を以て運行を終了してしまったのですが、6007-6008の2両が今でも津軽大沢の車庫内で保存されており、かつこれが現存する唯一の6000系。*1
これが間近で拝めるならアツいことこの上ありません。
ぼく「津軽大沢の撮影会って6000系引っ張り出せたりするんけ?」
後輩「いけるっぽいです」
ぼく「…行くか!」
というわけで参加決定。一人暮らしを始めて以降手元にカメラがなかったので、この機にカメラも買いました。
それについての話はまたいずれ…
・9月6日(金)
てなわけで開催前日。
弘前に行くにあたり、まず悩むのが交通手段です。
貸切は土曜の午後からなので、別に当日朝の東北新幹線ですっ飛んだっていいんですが、それじゃあちょっと味気ないですし…
かと言って前泊しようにも、金曜は普通に仕事ですし…
あれこれ考えた末、ちょうどいい選択肢が思い浮かんだのでそれに決定。
俺の答えはこれや。
夜行バスなんて乗るの何年ぶりだろう…と思いましたが、どうやら5年前にはかた号に乗って以来ご無沙汰だったようです。
弘前・青森方面の夜行バスははかた号に負けず劣らず結構長旅のイメージでしたが、言うても22時発で7時くらいには着くっぽいので、これくらいの長さがちょうどいいのかもしれません。
これの時に乗った新潟行きとか、短すぎて逆にしんどかったので…
22時10分、定刻通りバスタ新宿を出発。
日付が変わるちょっと前に佐野SAでの休憩を挟み、バスは東北道をひたすら北へ進みます。
・9月7日(土)
早朝の紫波SAでの休憩で外に出たら岩手県初接地*2だな~と思っていたのですが、目が覚めたらちょうど紫波SAを出るところでした。ざんねん。
そんなわけで弘前バスターミナルからおはようございます。心なしか空気がひんやりしていて、東北に来たな~と実感。
7時着だと思って6:45にアラーム*3をかけていましたが、この写真を撮ったのが6:41なのでアラームに任せて爆睡していたらおしまいでしたね。
さて、バスから降り立ったところで何をしましょうか。
何か撮りに行ってもいいですが、夜行バスで一晩過ごした後にこの時間から一日動き回れるほど体力に自信はありません。あと風呂入りたい。
そんなわけでバスターミナルから路線バスに揺られること数分、やってきたのはアサヒサウナ。
中央弘前からほど近い立地で24時間営業、心底有難(マジアザ)ッス…!
うっかり4セットもキメちゃったぜ。極楽極楽。
1時間に1回ドデカうちわで扇いでくれるロウリュがありまして、これがめちゃくちゃ気持ちよかった。普段は長くても3セットくらいで切り上げるんですが、これをもう一度浴びたいがために4セット目に突入したみたいなところはあります。
上がった後は館内の休憩スペースでしばしぼんやり…
…してたら12時でした。お昼食べつつ駅に向かったらちょうどよさそうな時間です。
「わざわざ夜行バスで早朝に弘前入りしといて結局午前中風呂入って寝てただけじゃねえか」というツッコミは至極ごもっともなんですけど、そもそもぼくの今回の予定はハナっから「7日AM:風呂のち滅亡」なので無問題。うっかり滅亡が午後まで延びてたら大問題でしたが。
ちょうど同世代のOB連中も着々と中央弘前周辺に集まりつつあるようなので、じゃあみんなで何か食べましょうかということに。
ということで、アサヒサウナと中央弘前駅のちょうど間にある「銀水食堂」さんにピットイン。
佇まいがあまりにも昭和で良い…!
生姜焼き定食をいただきました。半カレーとラーメンのセットも気になりましたが、晩に麺類を食べる予定があるのでまたの機会に…
さて、腹ごしらえも済ませたところで…
中央弘前駅にやってきました。6年前に来た時よりオシャレになっとるな。
改札を抜けると貸切の7000系がお出迎え。
弘南の7000は結構頻繁に塗装が変わるイメージですが、今回の編成は無塗装ということで原型っぽさがあって良いですね。
そして発車時刻の13時55分、列車は中央弘前を出発…
しませんねぇ…
なんでも鯖石の近くで車両故障があったらしく、全線で運転見合わせとの事。
そんなこんなで中央弘前のホームで再開をのんびり待ちつつ、結局50分延で中央弘前発。
そして走ること約20分、撮影会会場の津軽大沢に到着。
で、元々ここでの撮影会は1時間ほど時間を取っていただいてたんですが…
幹事「撮影時間、15分です!」
瞬間、脳内で流れるドリフのあのBGM。そして一目散に車庫へ駆け出すおたくたち。
無我夢中でシャッターを切った15分間でした。撮り始めて3分くらいでクソデカ雲が湧いてきたの、ツイてねえな~…
ところで、左右で高さが微妙に合ってない6000系の謎のおヒゲは一体なんだったんでしょう…?
とはいえ怪我の功名というかなんというか、曇ってくれたおかげで大鰐方の無塗装フェイスも撮れたので結果オーライです。
そして再び大急ぎでホームに戻り、列車は大鰐を目指して走ります。
大鰐到着後は10分ほどで折り返し、復路はシンプルに中央弘前まで戻っておしまい、という内容でした。
思わぬハプニングこそありましたが、6000系を間近で拝める貴重な機会を用意してくださった鉄研現役の皆様、そして弘南鉄道の皆様、ありがとうございました。
そんなこんなで17時ごろに貸切は解散。当日のうちに帰京する人やらアフターに向かう人やらが三々五々散っていきます。
ほんで僕はと言いますと、駅近くの停留所からバスに乗りまして…
弘前在住のみくまりさん(@_39ML_)と、たまたま弘前周辺を通りかかっていたkTくん(@kt_wuv_u)と合流し、みくまりさん爆推しの焼肉屋さんで盛大に肉を焼いていました。
ちなみにチャーハンやラーメンなんてのもあります。白飯代わりにチャーハンをいただきましたが非常においしい。
ラーメンも気になるところですが、この後麺類を食べる予定があるので(以下略)
マルミツ食堂を出た後はバスで再度中央弘前方面に戻り、宿に荷物を置きがてら別でアフターをやっていた鉄研OB連中と合流して2軒目へ。
2軒目でやってきたのは「まつや」*4さん。ここめちゃくちゃ良かった…
2500円のおまかせコースをお願いしましたが、値段の割にカニのほぐし身が結構豪快な盛りでうれしい。最初からほぐしてあるので食べるのが面倒臭くないのも超うれしい。
だし巻き卵がべらぼうに美味しくてスーパーうれしい。
日本酒のラインナップも豊富で素晴らしいお店でした…!
すっかり満腹ですが、〆の麺は別腹ってね。
これまたみくまりさんオススメ、藪きんのカレー中華で〆です。
飲んだ後にちょ~~~ど欲しくなる感じのやさしい味わいで最高でした。2時まで営業してるのも超絶うれしいポイントです。
美味い肉に美味い魚に美味い麺と、大満足の弘前の夜でした。
帰りしな通りかかった中三弘前店跡にて。
この日のお昼、当初はここのフードコートにある「中みそ」に行こうと思ってたんですが、まさか行く一週間前に閉店するとは…
どうでもいい話ですが、中みその移転先が決まっていない10月現在、中みそラーメンを食べられる唯一の場所がベルーナドームの西安餃子なのちょっと面白いですよね。
来季以降どうなるかはわかりませんが…
・9月8日(日)
この日のトップバッターは弘前8:48発のリゾートしらかみ2号。前日に引き続きみくまりさんと、鉄研OBの後輩と3連番です。kTくんは体調不良で当日朝にしんでしまいました。お大事に*5。
そしてリゾしらを爆速で乗り捨て、五所川原からは津軽鉄道に乗り換え。
いや、流石にこの短距離で乗るのもどうかとは思ったんですが、1本前の五能線が6:47発な上に、代替手段がバス(曰くかなりの高確率でローザが来る)しかなかったのでやむを得ず…
そんなわけで津軽中里までのんびり向かいます。*6
アテンダントさんが乗っており、ほぼ絶え間なく車窓の案内をしてくれるのでただ乗ってるだけでもかなり楽しいですね。
津軽中里には1時間弱で到着。そのまま折り返す後輩とはここでお別れし、駅から北に10分ほど歩きまして…
近くの温泉に浸かりにきました。貸しタオルの類がなく詰みかけましたが、なぜか持っていたボディタオルと併設のスーパーに売っていた垢すりタオルの合わせ技でどうにかしのげました。
お風呂の中でみくまりさんと地元のおじいちゃんがちょっとおしゃべりしてたんですが、後で聞いたら唐突に「酒飲んだあとのラーメンはよくない」という話になったそうで、あまりにもタイムリーな訓戒に思わず笑いました。
ちなみに「きのう〆にカレー中華たべた(^-^)」と言ったところ「一番ダメ」と言われたそうです。そりゃそうだ。
ひとっ風呂浴びたらちょうどお昼時、ということでここからさらに歩くこと5分…
「やよい寿司」さんにやってきました。
ラーメン定食と称してラーメンと握り寿司10貫がセットで出てくる不思議なお店です。
握りがでっかくて美味しいうえにラーメンと合わせても1000円というかなりのお得感。
なんならちょっと前まで800円だったらしいですね。
満腹になったところで駅に戻り、五所川原行きの列車に乗ります。
ここからはもう帰るだけです。
行きに乗ったのと同じ車両ですね。
五所川原に着き、乗り継ぎで時間があるのでしばしぼんやり。
待合室にご立派なキハの運転台があってちょっとテンション上がりました。キハ40のやつかな?
五所川原からはバスに乗って新青森へ。
すっかり爆睡してしまい、あやうく新青森駅を通過するところでした。
ここからは新幹線で一気に東京へ帰ります。
駅弁を吟味したりおやつを漁ったりしてたら思ったよりギリギリになっちゃいました。
そして帰りの走者は…
やっちゃったぜ、人生初グランクラスです。
発車して早々にアテンダントさんからリフレッシュメント(軽食)を和洋どっちにするか聞かれたので、洋食を選択。
味がたくさんしておいしかったです。
あとは乗車時にいただいたウェルカムセットに入ってたサラミで一杯やってみたり、
買った駅弁に舌鼓を打ってみたり(確か津軽づくし弁当だったと思う)、
食後に茶菓子とコニャックでもう一杯やってみたり、
そんな感じで存分に満喫していたらあっという間に東京着。短い3時間でしたねえ…
この後は神奈川県内の自宅までまっすぐ帰っておしまい。よい旅でした。
おわり。冒頭で「久しぶりに旅行らしい旅行をした」なんて言いましたが、これを書いている途中で5月に仙台に行ったことを思い出したので、これも気が向いたら記事にしようと思います。
それではまた次の記事で。