KATOのオハフ33に転落防止チェーンをつけてみる
こんばんは、じろーです。今回も模型の話をしようと思います。
国鉄旧型客車を代表する形式である35系の緩急車、オハフ33。
緩急車というのが車掌室と手ブレーキが付いた車を指すことは皆さま生まれた時からご存知かと思いますが、その性格上、この車両は編成の最後尾に入る可能性が非常に高いワケです。*1
じゃあその最後尾に入る客車の妻面がどうなってるのかと言いますと、
…貫通扉だだっ開き、というかそもそも貫通扉がついていません。怖っ…
いくら大らかな時代といえど走行中にここから落ちたらシャレにならんのは今も昔も変わらんので、実車では最後尾の客車には転落防止チェーンが付いていることが多かったようです。
というわけで、手持ちの模型にもチェーンを取り付けてやろうと思います。
使うのはこちら。九州仕様の手スリを使ってるのはたまたまタムタムに在庫があったのがこれだったってだけなので特に意味はないです。なのでDD51/DE10あたりの前面手スリならなんでもいいと思います。
それでは作業に取り掛かっていきましょう。
まずはオハフの幌を取り外します。上下のツメで引っかかっているので、下→上の順に外してやるとうまいこと取れると思います。
取り外したら0.5mm径くらいのピンバイスで横から穴をブチ空けます。幌の真ん中あたりに2対、計4箇所の穴を空けておきます。
幌の準備はこれで終わりです。次はチェーンを作っていきます。
手スリの鎖部分を写真のような感じで豪快にカットします。鎖の両側の余り部分は多めにとっておくとよろしいかと思います。
で、先ほど幌に空けた穴に鎖の余り部分を差し込みます。
幌から飛び出た分をニッパーで雑にカットして見た目を整えました。接着剤などは使わなくても素材の反発力でいい感じに保持してくれます。これを車体に戻して…
完成!
九州DE10の手すりを使ったおかげで塗り直す手間が省けました。思わぬ収穫。(金色かつちょっとオーバースケールなのも相まって、「森唯斗のネックレスっぽいな…」と思ったのはここだけの話)
このままだと幌の外側から手スリの断面が見えちゃうので、気になる方はガンダムマーカーか筆か何かで断面の部分を塗ってあげればいい感じになると思います。
客レの最後尾に立たせてみました。締まるねぇ…
室内灯付きの車でやると効果覿面です。この妻面見てるだけで旅に出たくなる。
手順についてはこんな感じです。加工の手間に対して得られる効果がデカいのでめちゃくちゃオススメです。
…ちなみに、後日追加で手スリを買ってきてオハネフ12にも施工しました。こっちは元が白色なので銀で塗装しましたが、こっちのほうが実感的でいいかもしれません。あと安い。
それでは今回はこの辺で。旧型客車をお持ちの方はぜひお試しあれ。
*1:もちろん例外はありますがここでは詳説しません。各自でググってください